セッションレポートの読み方
レポートの各行が何を意味するか、そして低く出た測定値に対して何をすればいいか。
約8分で読めます
セッションが終わると表示される画面には、上にスコアが、その下に数文があります。詳しく見るを押すと、肝心の情報が開きます。順番に見ていきましょう。
上のスコア
スコアは100点満点です。それぞれ別の測定値の加重平均で、どの測定値が数えられるかは呼吸法によって変わります。
この数字は、呼吸が「正しい」かどうかを測るものではありません。測っているのは、画面のペースにどれだけ合わせられたかだけです。スコアが低くてもとても気分がいいこともあれば、その逆もあります。
マイクなしでセッションを行った場合、スコアは計算されません。
測定値
時間。 実際に行った時間と、予定していた時間。途中でやめた場合はここに表れます。
サイクル数。 何サイクルを最後まで行ったか。
聞き取れた吐く息。 「3(目標4、タイミングどおり3)」のように表示されます。1つ目の数字は聞き取れた吐く息の数、2つ目は期待されていた吐く息の数、3つ目はそのうち正しいタイミングで来たものの数です。
聞き取れた吐く息が目標より少ない場合、理由は2つ考えられます。本当にサイクルを逃したか、吐く息が聞き取れないほど静かだったかです。どちらなのかを見分けるには、下の技術的な行を見てください。
聞こえた吸う息。 吸う息は吐く息よりずっと静かなので、聞こえないのはふつうのことです。スコアに占める割合は小さめです。
息止め。 息止めのある呼吸法で、何サイクル息がもれなかったか。もれがある場合、たいていは息止めで喉をぎゅっと閉じようとしているのが原因です。
サイクルのやり直し。 セッション中に何回サイクルを最初からやり直したか。
技術的な行
これらはアドバンスの表示ですべて見られます。
吸う息のレベル。 吸う息が、その場の静けさに対して何デシベル上がったか。0に近ければ、吸う息はまったく聞こえていなかったということです。
吐く息のピーク。 吐く息のいちばん大きなところと、部屋の周囲の音。「周囲の音より20 dB上(周囲の音 -66 dBFS)」のように表示されます。
ここがいちばん役に立つ行です。差が10 dB未満なら、吐く息が聞き取れないほど静かだということです。デバイスを近づけてください。差が40 dBを超えるなら、呼吸に力が入りすぎています。力を抜いて、押し出さないようにしましょう。
吐く息の中の揺れ。 吐いている間に音がどれだけ揺れたか。小さい数字はなめらかな吐く息、大きい数字は細切れだったり、ゼーゼーしたりする吐く息を表します。
部屋の音の測り直し。 周囲の音はセッション中にも測り直されます。セッション中にはっきり変わった場合、たとえば途中でエアコンがついた場合は、最初と最後に測った基準値がこの行に表示されます。
項目
スコアを構成する測定値で、それぞれ100点満点です。どれが低いかを見れば、何に取り組めばいいかがわかります。
リズム一致が低い場合は、吐く息が円より遅れて、または早めに始まっています。解決法:円が縮み始める瞬間を待ち、数えようとしないこと。
吐く息が毎サイクル同じだけ遅れて、または早めに始まっている場合は、測定値にそれを伝える行が表示されます。「吐く息は目標より平均1.4秒遅れて始まりました」のような行です。リズム自体は合っていて、円との間に一定のずれがあるだけです。円が縮み始めたらすぐに吐いてみましょう。
聞き取れた吐く息が少ない場合は、いくつかのサイクルを逃したか、吐く息が聞き取れていません。
吐く息の長さが低い場合は、吐く息が目標より短いか長くなっています。いちばん多い原因は、最初に一気に吐き出すことです。最初の1秒は少しだけ吐き、残りを最後まで広げましょう。
吐く息のなめらかさが低い場合は、音が細切れになっています。息をひと続きで吐きましょう。
呼吸の音量が低い場合は、吐く息が静かすぎるか、大きすぎます。どちらなのかは、上の吐く息のピークの行でわかります。
完了が低い場合は、セッションを最後まで行っていません。次はもっと短い時間を選びましょう。
音が呼吸法の一部になっている3つの呼吸法では、項目がもうひとつあります。ハミング呼吸ではハミング、海の呼吸では海の音、クーリング呼吸では「スー」の音です。この項目は呼吸法そのものの音を測り、スコアに占める割合が大きくなっています。息を吹きかけたり、大きな音を立てたりするふつうの呼吸は、ハミングや海の音とは見なされません。低い場合は、音を最初から最後まで均一に保つようにしてみましょう。
セッションの区間
2分より長いセッションでは、詳しく見るにセッションの区間という部分があります。セッションはいくつかの区間に分けられ、区間ごとにそれぞれの測定値で別々に採点されます。
区間の間にはっきりした違いがある場合は、上に短い文が表示されます。「最初はリズムが合っていましたが、終わりに向けて乱れました。」や「最後の区間で吐く息が短くなりました。」のような文です。
上のスコアは区間の平均ではなく、セッション全体から計算されます。区間は、セッションのどこで何が起きたかを見るためのものです。
アドバンスの表示では、各区間の値が技術的な行にも表示されます。区間のスコア、リズム一致、聞き取れた吐く息の数、吐く息の平均の長さ、息止めのある呼吸法ではきれいな息止めの数です。
シンプルの表示では区間は表示されません。
音量
アドバンスの表示では、項目の下にグラフがあります。セッション中にマイクが聞き取った音量です。
線の上に2本の破線があります。下は部屋の周囲の音、上は音が吐く息として数えられるために超える必要のあるしきい値です。山は呼吸で、しきい値を超えた山はひとつひとつがレポートで聞き取れた吐く息になります。
背景の帯は、どこで何が起きたかを示します。濃い帯は検知された吐く息、薄い帯は吸う息のタイミング、細い縦線は円が縮み始めた瞬間です。山が帯と重なっていればリズムに合っていたということ、右にずれていれば吐くのが遅れたということです。
数字がどこから来ているのか気になったときは、ここを見てください。「聞き取れた吐く息3(目標4)」の行だけでは、どのサイクルを逃したかはわかりませんが、グラフを見ればはっきりします。
この線は音声ではありません。アプリは音声ファイルを保存せず、手元にあるのは測定したレベルだけです。データはデバイスに残り、匿名の共有には含まれません。
心拍数
Apple Watchと一緒にセッションを行った場合、レポートに心拍数の行があります。平均と、セッションを始めたときと終えたときの心拍数です。
アドバンスの表示では、詳しく見るに心拍数のグラフもあります。セッション中の心拍数と、その背景にセッションのフェーズが色の帯で表示されるので、どのフェーズで心拍数が上がったり下がったりしたかがわかります。最低と最高の心拍数もグラフに印が付いています。
セッションの途中でApple Watchとの接続が切れた場合、その時点がグラフに示されます。そこから先の心拍数はありません。
レポート画面のボタン
セッションはレポートが開いた時点で保存されます。終了を押すとホーム画面に戻ります。
もう一度を押すと、同じ呼吸法を同じ時間でもう一度始めます。呼吸法の選択画面は通りません。
完了したセッションには、シェアのアイコンもあります。呼吸法の名前、時間、測定した場合はスコア、連続記録の入ったカードが作られ、デバイスの共有メニューから好きな場所に送れます。カードには名前や個人を特定できる情報は入っていません。
時々、レポートのあとに短いフィードバックのカードが表示されます。セッションを10点満点で評価し、必要なら1〜2文を書きます。スキップでき、何が送られるかは共有についての記事に書かれています。
おすすめ
レポートの下の文は、ランダムではなく測定値から導かれています。同じ問題が何回か続けて出ているなら、取り組む価値があります。
セッションを何回か一時停止した場合は、それについての別のメモも表示されます。
シンプルの表示で見えるもの
表示のレベルがシンプルの場合、レポートは1文だけになります。すべての測定値を見たい場合は、設定で表示をスタンダードかアドバンスにしてください。