左鼻呼吸と右鼻呼吸
片方の穴から吸って吐く。アプリでもっとも静かな2つの呼吸法と、その違い、そして裏づけが弱いところ。
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バー全体で1サイクルです。印が今の位置を示します。音は出ません。
指で片方の鼻の穴を軽くふさぎ、もう片方からだけ吸って吐きます。穴は替えません。開いているのはずっと同じ穴です。
呼吸法は2つあり、違いはリズムにあります。
左鼻呼吸:4秒吸って、6秒吐く
右の穴を親指でふさぎ、左の穴からだけ吸って吐きます。吐く息は吸う息より長くなります。長く吐くことは心拍がゆっくりになるのを助けるので、この呼吸法は落ち着かせる側にあります。
夕方や寝る前に向いています。
右鼻呼吸:4秒吸って、4秒吐く
左の穴を薬指でふさぎ、右の穴からだけ吸って吐きます。吸う息と吐く息は同じ長さです。吐く息が長くならないので落ち着かせる働きはなく、この呼吸法は目を覚ましておくためのものです。
朝や、午後にぼんやりするときに。遅い時間に行うと、寝つきにくくなることがあります。夜8時を過ぎると、アプリがそれを知らせます。
裏づけの状況
この2つの呼吸法についての研究は、片方の穴で行う方法を測定し、右と左で異なる効果を報告しています。
裏づけは弱いものです。 参加者の数は少なく、結果はまだ再現を待っています。「右の鼻は目を覚まさせ、左の鼻は落ち着かせる」という文は、手もとにあるいちばんよい推測であって、確定した知見ではありません。
秒数(なぜ4秒で、なぜ6秒なのか)も研究にはありません。ゆっくりした呼吸についての文献から選びました。
一方、アプリのおすすめの時間は研究にもとづいています。測定されたのは27回の呼吸サイクルで、おすすめの時間はそれに合わせて決まります。この呼吸法でそれより短くすることは「少し少なめにやる」ことではなく、測定されたことをやらないことになります。
伝統的なやり方との違い
伝統的なやり方は交差型です。片方の穴から吸って、もう片方から吐きます。それもアプリにあり、名前は片鼻交互呼吸です。
ここで紹介する片方の穴だけのやり方はもっとシンプルで、もとになった研究が測定したのもこのやり方です。アプリでは片鼻交互呼吸より先にロックが解除されます。片方の穴に慣れておくと、4段階の交差型がやりやすくなります。
左鼻呼吸と右鼻呼吸のやり方
楽に座ります。ふさぐ側の小鼻に指を軽く当てます。ふさぐのに力はいりません。
開いている穴から4秒かけてゆっくり吸います。
同じ穴から吐きます。左なら6秒、右なら4秒。指は離しません。
片鼻の呼吸でよくある間違い
穴を替えてしまう。 この呼吸法では2つの穴を交互に使いません。開いているのはずっと同じ穴です。
鼻が詰まるほど押さえる。 小鼻に軽く触れるだけで十分です。
無理に速く吸う。 片方の穴からは空気がゆっくり通ります。急がないでください。
左鼻呼吸と右鼻呼吸はアプリでどう測られるか
これはアプリの中でもっとも静かな呼吸法です。吸う息も吐く息も、とても小さな音です。
アプリはそれを踏まえて、この2つの呼吸法ではいちばん敏感なしきい値を使います。それでも聞き取れないのはよくあることで、デバイスを少し近づける必要があります。
呼吸を音にしようと無理をしないでください。片方の穴から無理に出す呼吸は、呼吸法を崩すうえに測定も下げます。
片鼻の呼吸で注意が必要な人
鼻が詰まっているときは無理をせず、別の呼吸法を選んでください。それ以外に知られたリスクはありません。
参考文献
- Raghuraj & Telles(2008年)、Applied Psychophysiology and Biofeedback:右鼻、左鼻、交互の呼吸を比較した研究、参加者21人。PubMed
- Tellesら(1994年)、Indian Journal of Physiology and Pharmacology:片方の穴で行う方法についての初期の研究のひとつ。PubMed
これらの出典をどう評価し、何をあえて言わないかは「根拠をどう読んでいるか」に書いています。