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しきい値は実際の録音でどう測っているか

どの音を「吐く息」とみなすかは、推測ではなく、ユーザーから届いた実際の音声サンプルで決めています。その仕組みについて。

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アプリがある音を吐く息とみなすには、その音が部屋の静けさより一定以上大きい必要があります。では、その「一定以上」はどこから来ているのでしょうか。

まず推測から始めて、そのあと測定に移ります。

なぜ推測から始まるのか

新しい呼吸法を加えたときには、その呼吸法の録音はまだ1つもありません。しきい値は似た呼吸法から引き継ぎます。口から吐く呼吸法なら同じグループの別の口呼吸の値を、鼻から吐く呼吸法なら鼻のグループの値を使います。

この推測はたいていおおむね合っていますが、ぴったりではありません。

測定の進め方

匿名での共有と音声サンプルの共有をオンにしたユーザーから、セッションの音声が届きます(1人1日に最大10回のセッション)。それぞれに、そのセッションのレポートと生のタイミング情報もついてきます。目標の吐く息が何秒目に予定されていたか、アプリがどの瞬間に吐く息を検出したか、ノイズフロアがいくつだったか、です。

この2つがそろうと、測定ができるようになります。音声ファイルを、アプリ自身の検出コードに通します。同じコード、同じ計算で、しきい値だけを変えて。そして確かめます。どのしきい値で、目標の吐く息をいくつとらえ、誤検出がいくつあったか。

とらえた数が増えて誤検出が増えなければ、しきい値を下げます。両方が増えるなら、そのままにします。

実際の例

アプリには、ノイズフロアが下がれる下限があります。とても静かな部屋で、しきい値が敏感になりすぎるのを防ぐためのものです。

静かな部屋でタブレットを使ったセッションでは、この下限のせいで呼吸が聞き取れなくなることがありました。部屋のノイズフロアが下限よりずっと低かったのです。実際の録音で確かめたうえで下限を下げたところ、とらえられる吐く息が増え、誤検出は増えませんでした。

こうした修正は、推測では見つけられません。録音がなければ、問題があることにさえ気づけなかったでしょう。

セッション中に部屋の音が変わったら

ノイズフロアはセッション中も測り直されます。これも同じ録音で試しました。エアコンのうなり、話し声、ドアの音を重ねた録音でも、吐く息は引き続き聞き取れています。

音声サンプルの共有の目的はこれだけ

送られた音声は、このためだけに聞きます。呼吸検出の正確さを測ることです。ほかの目的には使わず、第三者に渡すこともなく、送信後は端末から削除されます。

オフにしていれば、どのセッションでも音声は録音されません。この許可がなくても、アプリはすべての機能を使えます。

しきい値は少しずつ更新されます

録音がたまるたびに同じ確認をくり返し、値を更新します。

つまり、アプリの測定の正確さは、使う人とともに高まっていきます。

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