不安なときの呼吸
緊張した瞬間に呼吸がどうなるか、まず吐く息を長くする理由、パニックのときに息止めが逆効果になりうる理由、そしてアプリがそのために何を控えるようにしているか。
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緊張した瞬間、呼吸はひとりでに変わります。速く、浅くなり、胸の上のほうに上がってきます。これは体のふつうの反応です。できることは、呼吸を「正す」ことではなく、ゆっくりにすることです。
最初の一歩:吐く息を長くする
緊張しているときに吸う息を深くしようとすると、逆効果になります。すでに空気を吸いすぎているからです。やるべきことは、吐く息を長くすること。4秒吸って、6秒吐きます。数えられなければ、「吐く息を吸う息より長く」とだけ思えば十分です。
なぜ吐く息なのか。息を吐いている間は、心臓の拍動をゆっくりにする神経の経路が優位になるからです(呼吸エクササイズは何に役立つのか)。
いちばん速い方法:生理的ため息
2回の短い吸気と、1回の長い呼気。2回吸うことで肺の小さな肺胞が広がり、長く吐くことでたまった二酸化炭素が外に出ます。数サイクルで違いを感じられ、長いセッションは必要ありません。やり方は生理的ため息の記事にあります。
そのあと落ち着くために、ロング呼気やコヒーレント呼吸を続けてもいいでしょう。
長い息止めが逆効果になりうる理由
パニック状態でいちばんはっきりした感覚は、「息が吸えない」という感じです。長い息止めは、この感覚をそのまま大きくします。息苦しさが強まり、呼吸がさらに速くなります。そのため、パニックのときには4-7-8呼吸法のように7秒の息止めがある呼吸法は、最初に選ぶものとしては向いていません。
はじめのチェックでめまいを起こしやすいと答えた場合、アプリは4-7-8呼吸法とロング呼気を控えるようにしています。カードに注意の印がつき、おすすめには出ません。
わかっていること、わかっていないこと
ゆっくりした呼吸が、心拍数やリラックスの測定値に違いをもたらすことは示されています。短く規則的な実践で、気分の尺度に違いが見られたという研究もあります。
わかっていないこと:呼吸エクササイズは不安障害を治療するものではありません。パニック発作を「消す」方法でもなく、薬や心理療法の代わりにもなりません。この分野の研究の多くは小規模で、本人の自己申告にもとづいています。結果がどれだけ信頼できるかは、3つの段階で評価しています。
正しく言えばこうです。緊張した瞬間にゆっくりするための、いちばん手近でシンプルな手段が呼吸です。ただし、それだけで治療になるわけではありません。
そのときアプリを開くべきか
必須ではありません。数えながら行うこともできます。人によっては、スマートフォンを見ることでかえって緊張が高まります。測定したいなら、短いセッションを選んでください。呼吸エクササイズは何分がいい?の「3分」のルールがここでも当てはまります。
試験やプレゼンのように前もってわかっている場面なら、数分の準備が役に立ちます。試験やプレゼンの前に。
医師に相談すべきとき
症状がたびたびくり返す、日常生活に支障が出ている、または胸の痛みや動悸などをともなう場合は、医師に相談してください。このアプリは医療機器ではなく、診断も行いません。